おーてぃんの備忘録

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オンゲキ譜面対策委員会-スコア上げで使えるワザ集-

こんにちは。

私はおーてぃんと申します。

オンゲキを含め様々な機種を楽しくプレイしています。

 

オンゲキの譜面ってかなり意地悪だとか、見たまま押せと言われても押せないとか、なんかHITやMISSが出て噛み合わないとか、SSS+乗せるためにBREAKを少なくしたいとか、理論値狙いの為に精度の安定度を増やしたいとか、そういった悩みを抱えることもあるのではと思います。

 

この記事では、オンゲキに慣れてきて、虹レート付近または更なる高みへと行きたい、RATING MASTERを目指したい、とにかく高難度のスコアを伸ばしたいという方向けに、ただ地力を上げて回数でなんとかするのではなく、技有りに対処してみませんかということを提案、まとめるものです。なるべく一般化して応用しやすいように述べます。

 

最終的には、難しい譜面に出会った時に、よりやりやすい運指を考えたり出来るようになったり、あなたのスコアが向上すれば、十分この記事を書いた価値があったかなと考えています。

 

勿論、ランカーまたはそれに近い方々には"なんだ今更そんなことを言うのか"となるかもしれませんが、そこは何卒ご容赦下さい。また、内容に間違いや不備がある場合は、著者ツイッターのDMへ送っていただくと、訂正や追記を行います。

 

もくじ

 

 

1.全押しの効果的な利用法

例えばこんな譜面があるとします。

 

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濃い白い線は1拍を示しています。

つまりこの場合は8分ごとにノーツが1つ配置されています。

 

こう言う譜面であれば勿論見たまま叩くことは可能でしょう。

しかし例えばこういうのはどうでしょうか。

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これを見たまま押すのって相当なスキルが要求されますし、スキルがあったとしても怖いです。

そんな時に利用するのが、全押し処理です。

全押し処理とは、各ノーツが反応する(HIT以上が出る)時間が短いことを利用して、その反応しない時間の間であれば関係のないところを叩いても問題がないことを利用して認識や指の動作を放棄するという技です。

 

そうすることで

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このような両手シンメトリー譜面も、

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こんな認識すら難しい同時押し譜面も、

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全部このように全押しで対応できます。

 

ですが、この全押しによる対処には制限があります。

先程述べたように、8分前のタイミングで押すと次のノーツの判定時間内に入ってしまうようなものは、HITなどになってしまい、なおそこから先のノーツも巻き込んでしまうので、逆効果です。

 

全押しに関しては、全国ランカーでありますけにちの氏によって詳細な検討が理論立てて進められています。ぜひご覧ください。

 

オンゲキの「全押し処理」の許容について調べてみた - たかせりおかわいすぎワロタブログ

(本当に凄いの是非閲覧してほしい)

 

さて、以上の全ての結果をまとめるとこうなります。

 

(絶対に巻き込まない)

 ¦

--225BPMの8分音符--

 ¦

(少し早めに押せば巻き込まない)

 ¦

--257BPMの8分音符--

 ¦

(Pスコア理論値くらいの精度で早めに押せば巻き込まない)

 ¦

--150BPMの16分音符--

 ¦

(ほぼ確実に巻き込む)

 ¦

--225BPMの16分音符--

 ¦

(絶対に巻き込む)

 

上記のように、BPMが225を超えて速くなると8分を巻き込まずに全押し処理することは難しくなります。個人的には、8分換算で"エンドマーク"より速い場合は厳しいと言う認識で良いでしょう。

しかし、逆に言えばそれより遅ければいくらでも全押し処理は可能と言うことです。ぜひお試しください。

 

2.16分(以上)を交互化する

例えばこのような譜面が降ってきたとします。

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これを片手でさばくのは相当難しいです。

ですので、これをこのようにします。

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一気に捌き易くなりましたね?

このように、片手に見えるものを両手交互にさばけるようにすることが交互化というワザです。

 

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また例えばこんな譜面があったとしても

 

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こうすれば非常に楽です。

 

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こんな右手を酷使させるような配置も

 

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赤緑青を一体として認識すればただのトリルです。

 

勿論、縦連を交互にするというのもあります。

 

この方法が使えるポイントは沢山ありますが、同時押しをする場合同色ノーツが2つある時は使えません。

 

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このようなLAMIA[MAS]ラストのような譜面では不可となります。でもこういった譜面でも誤魔化しようは沢山あります。7.で説明します。

 

3.やりやすい運指を考える

譜面を見たままさばくことは難しくても、自分にやりやすいように考えることはオンゲキの譜面攻略において非常に重要です。

ここではそういった"やりやすい運指を考える"場合の指針について述べていきます。

 

A.片手の階段が続くケース

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このような譜面があるとします。

 

これを完全交互として取る場合、こうなります。

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これがやりやすいと言う方も勿論いますが、

これではやりやすくなっていない、むしろ難しくなっているという方もいるでしょう。

 

こういった片手3鍵の難しい譜面に対しては、2:1分業して取るという選択肢があります。つまり、

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こうするということです。これならだいぶ簡単になったと言えるのではないではないでしょうか。どっちの手が2を担当するかは利き手や取りやすさなどプレイヤーに合わせて選択して下さい。

 

B.HOLD絡みの配置の考え方

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例えばこんなHOLDを含む6鍵配置があったとします。

勿論これをそのまま押す事はできるでしょう。

でもHOLDを押しながら単押しするのってかなり難しい動作です。したがって、HOLDしていない側に単ノーツを配置させることを考えます。

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こうなりました。これだと大分シンプルかつ捌き易くなりました。でもこれだと最初の左手の開始タイミングが難しいですよね?

なのでここでわざとリズムを取り易くする為に叩かなくても良いノーツを入れたことにする、通称空打ちというノーツを、巻き込みがないような形に取り入れます。つまり、

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このようになります。これでも結構良いですしこれで完成でも構いませんが、もう少し工夫してみましょう。

2拍目の右手始動、3拍目の左手始動も中途半端なところからスタートしています。ここは、ロングノーツの判定の甘さを利用してこんな感じにしても良いのではないでしょうか。

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これでも大分やりやすいですが、まだもう一声いきます。この譜面、よく見ると16分で見ると表拍は赤と青だけ、裏拍は緑だけしか降ってきていません。つまり交互にできるという事です。ロングノーツの判定の甘さも利用してこのような革命的運指にたどり着けます。

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と、こんな譜面でもここまで簡単な運指とすることができます。がここまで来るとCRITICAL BREAKで倒せるかというのは微妙なので、作成した運指は必ず実際にプレイして、都度修正改善するようにして下さい。

 

このように、様々なアイディアでよりよい運指を見つけていくこともオンゲキ攻略の醍醐味です。

 

しかし、これは見た目通りにさばかないことを意味しているので、自分で考案した運指通り出来るようになるまで、トライアンドエラーを繰り返しましょう。

 

4.見た目通りの始動にしない

譜面によっては、右に来たものを右で取る、左に来たものを左で取るよりも、少し運指を変えて右に来たものを左で取ったり、その逆を行う事で、よりさばきやすくなります。

 

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例えばこういった配置、まれに良くありませんか?

これをそのまま押そうとすると、左手の赤や右手の青など、超速い縦連を押さなければなりません。

ですので、ここでは3つの階段を1つのブロックとして捉えて、更に2拍目の最初の左手ブロックを右手で、次の右手ブロックを左手で取るようにしてみましょう。

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これだと、縦連が解消されてかなり精度取れ易くなったと思います。

 

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ちょっと亜種のような話になりますが、

このような配置があった場合は、複雑な手の動きをしなくて済むように、次のようにした方がやり易くなる可能性もあります。

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これは階段の認識を4x3ではなく3x4と捉え直すことによる解決法です。参考にしてみてください。

 

5.ロングノーツを誤魔化かす

実はオンゲキのロングノーツ(HOLD)相当判定が甘く、

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こういったただの緑ノーツは、

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このように16分の交互トリルとしてもほぼ失点なく通ります(どのくらい失点するかはBPMなどに依存します)。

また、少し離したくらいだと、すぐ戻せば失点は0に近くなります。

またHOLDの仕様として、同色HOLDが重なると片手だけ押しっぱなしにすれば良くなること、HOLDは押し直す事で左右どちらかを押しっぱなしにしておけば良い状態となることが挙げられます。

この優しい仕様を悪用しようというのがこのワザです。

 

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例えばこのような流しそうめんのような配置の場合、

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これで大ケガせず通過できます。

 

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またこのようなHOLD拘束配置の場合

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まずこのように変化させてから

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こうすればただの16分全押しトリルとなります。

是非お試しあれ。

 

6.餡蜜やごまかしのススメ

鍵盤を見た目通りに叩けたら苦労しない、誰も感じたことのある事だと思います。

でも運指を考えても譜面通りのリズムでさばききるのは難しいこともあるでしょう。

ここではそうした場合により少ない、仕方のない失点で切り抜ける方法を伝授します。

 

①餡蜜

餡蜜とは、音ゲーでよく使われる造語で、ズレているノーツの間でそのズレたノーツを同時押しとして処理することです。

オンゲキでも、同様に速過ぎる、複雑すぎる、難しすぎる配置を何とか乗り切る手法として使われます。

 

A.ただの早過ぎるトリル

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Viyella's Scream[MAS]ラストなどの単純に速いトリルは餡蜜が有効です。

裏の赤を青と同じタイミングと捉えて

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このようにします。でこれは1.〜3.に述べたように交互に取ることができて

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このように出来ます。ここから、なるべくBREAKが出ないように少し遅く入ると良いでしょう。

しかし、これだと精度が厳しい、もう少し精度が出る餡蜜はないかというそこの貴方、あります。

これは12分餡蜜なのでこのようになっていますから、16分餡蜜として以下のようにも出来ます。

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このようにすると、実際のノーツとの差がかなり小さくなり、良いスコアで倒せると思います。

 

(備考:このような配置では、上手い方は以下のように餡蜜せずに速い階段として取ることもできます)

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B.無茶苦茶速い階段

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先程しましたこのような譜面も階段の2段目と3段目を餡蜜することでよりやりやすくなります。

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勿論これは4.のように

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こうすることで完全な交互にできます。

 

C.どうしようもないもの

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このような無茶苦茶な配置も、左手の青を早めに、右手の赤を遅めに取るように餡蜜することで、致命傷を負わずに済みます。

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②早入り

あまりに速い縦連を片手で取るしかない!となった時に、なるべくMISSを回避する方法として用いるのが早入りです。つまり、早めにスタートして頑張って何とかノーツを押し切ろうとする方法です。

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例えば、このような壁ノーツ縦連に対して

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このように少し早めに入って何とか最後のノーツの判定範囲に間に合わせようとすることです。

 

③遅抜け

②とは逆に、ノーツをやりやすく取り切る為にわざと間に合う程度に遅めに取るやり方です。

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例えばこのような配置の時、恐らく右手で右にレバーを動かすのが想定運指ですが、早いのでなかなか難しいです。そのため、左手で最後の同時押しを行った後、多少遅れても良いので左手でそのままレバーを右へ押し込む、というやり方の方がやりやすい可能性があります。

 

7.その他スコアを伸ばす為のちょいワザ集

その他、スコアを伸ばすために使える小技をいくつかご紹介します。

 

1.過剰押し保険

鍵盤がハマったり、押せてなかったり、押す数が足りなかったりしてMISSが出てしまうこと、ありえると思います。

その防止のために、譜面よりも少し過剰にボタンを押しておくことで保険をかけておくテクニックです。

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例えばこのような配置の時、

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このように最後の緑ノーツの後、ノーツがないにも関わらず緑ノーツを追加で押すことにより、なるべくMISSが出ないようにしています。

 

2.実はレバーを動かさなくて良い場所=安全地帯を覚える

オンゲキでは黒いレーンに合わせてキャラクターを動かす必要がありますが、譜面によってはこの場所にいれば一旦鍵盤に集中して良いといったものがあります。あたかもシューティングゲームの安全地帯のような場所であり、これを把握しておくとスコアがより取り易くなるかもしれません。

 

3.上手い方の運指を真似する

ガチで大事。ランカーは以上のような事柄をしっかりと利用して努力を重ねています。もし上手い人の手元動画がある場合、まずはそこをスタート地点として真似をしてみるのが非常に効率的です。そこからより自分に合った形へと改良させていきましょう。

 

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おわりに

 

ということで、以上が上級者向けのスコア向上テクニックの紹介でした。いかがでしたでしょうか。

 

好評そうでしたら、14+〜15の譜面を用いて、これらのテクニックの実践例を示す記事を作成しようと考えています。

 

この記事の内容の一部でもあなたのオンゲキ力の向上やスコアアップに役立ちましたら非常に嬉しいです。

 

それでは、貴方のオンゲキライフが幸多いことを願っています。

 

著者:おーてぃん 

おーてぃん(🎵)(@otelin_otoge)さん / Twitter

 

 

[利用させていただいたツール]

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